京浜急行電鉄 快速特急の顔600形

昭和31年に登場した京浜急行電鉄初のカルダン駆動による高性能電車700形及び730形電車は、昭和41年の形式統合で600形となりました。 室内は初代500形に準じた2扉セミクロスシート車で、快速特急(現在の快特)に使われました。 昭和31年製造の車両ゆえ、座席の座り心地や快適性はお世辞にも良いとは言えませんでしたが、特別料金なしで乗車できる優等列車としては当時はトップクラスでした。 また、600形は全電動車方式であり、100km/h走行時の走行音は迫力がありました。
製造から25年経った昭和57年に2扉クロスシート2000形が登場しました。快速特急は後継の2000形に譲ることとなり、600形は昭和61年までに引退しました。
なお、展示写真の中に電車区や工場内で撮影したものがありますが、これらは、管理人が当時所属しておりました鉄道研究会の公式見学会の時のもので、職員立会いの下での撮影です。

快速特急京浜久里浜行き この当時の快速特急は京浜久里浜までの運行でした
金沢文庫−金沢八景 上:昭和52年2月5日 下2枚:昭和52年9月

さよなら230形が運転された日で多くのファンが撮影
京浜久里浜−北久里浜 久里浜工場横(後追い撮影) 昭和53年4月9日

夜間には神奈川新町発金沢文庫行きの急行運用がありました
新町検車区 昭和52年9月

新町検車区で休む 昭和52年10月

久里浜工場で検査中の600形第2編成 昭和52年10月



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