つくばエクスプレス開業
昭和60年常磐線の混雑緩和のため常磐新線建設が政策スケジュールに載り運輸政策審議会の答申に盛り込まれました。
この答申に従い平成3年沿線自治体などの出資により第三セクターの運営会社「首都圏新都市鉄道」が設立、これが平成17年8月24日に開業したつくばエクスプレスのルーツです。
平成6年に着工され平成12年の開業をめざしましたが、バブルの崩壊に伴う建設費の見直し、土地区画整理の遅れなどがあり開業予定に遅れが発生し計画から20年の歳月を費やしました。
このつくばエクスプレスに開業翌月の9月3日に訪問しました。
開業まもないこともあり当日はカメラを持った多くの方々で賑わいました。
◆ 試乗しての感想
茨城県内が柿岡の地磁気観測所の関係から交流方式とせざるを得ないことから、交直両用の2000系守谷以南専用の直流車1000系があります。
車内は2000系には一部クロスシート車がありますが、4ドアロングシートで一見E231系を彷彿させます。
しかしシートの居住性は圧倒的に有利でした。
日立製作所製のアルミ製電車、ステンレス製のE231系とは大きく異なる車両です。
130km/h 運転対応の足回りのチューニンッグと頑強な路盤・ロングレールが効奏し130km/h 走行時もほとんど揺れがありません。
外の景色を見て初めて高速間が味わえました。
あらを探せば、車内騒音が大きいことでしょうか、まるで新幹線に乗っている雰囲気でした。
東京・埼玉県内は地下区間が多く地下鉄のようですが、千葉県内に入るととたんに緑が多くなり、茨城県内はまさに田園風景。
圧巻は快速電車。
守谷を過ぎてから連続の130km/h 運転、連続フルノッチ運転で蛇行運転なしの高速運転、また80〜100km/h までの加速度もすばらしいものです。
減速度は従来の電車よりきついと感じました。
まずは「快速つくば行」に乗られ体感されることがお勧めです。
直流用1000系 みらい平−守谷(守谷駅から撮影) |
ひまわりとコスモスが咲いていました 守谷−みらい平
夕暮れの北千住界隈 左:青井−北千住 右:北千住駅 |
沿線は開業のお祭りムードでした
左:みらい平駅前では地元物産展などのイベントが開かれておりました 右:つくば駅前のショッピング街
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